パパ活をしてお金を稼いだら、確定申告をして税金を納めなければならないケースがあります。パパ活で得たお金も、パパからもらったプレゼントも、場合によっては課税の対象となるのです。ですが、これまで確定申告をしたことがない、ずっと無申告状態という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パパ活女子の確定申告方法について分かりやすくご説明します。
ずっと無申告状態が続いていて、不安に思っている方は税理士法人松本までお気軽にご相談ください。



パパ活女子が押さえておきたい確定申告の基礎知識

パパ活女子になぜ確定申告が必要になるのでしょうか。確定申告の概要についてご紹介します。

確定申告とは

確定申告とは、一年間に稼いだお金の金額を計算して申告し、税金を納める手続きのことです。
確定申告の時期は毎年2月~3月の間で申告期限は3月15日までとなっており、所轄の税務署に確定申告書を提出し、納税を行います。

パパ活で確定申告の対象となるのは?

贈与税の対象となる場合は、年間110万円以上の金品を誰かから受け取ったときは、贈与税という税金を納めることが必要なことがあります。また、1人のパパからもらったお金やプレゼントが110万円未満であっても、複数のパパからもらったお金とプレゼントの合計額が110万円を超えている場合は贈与税の確定申告が必要となる場合があります。
次に、パパ活の手当てが報酬というかたちで支払われている場合やパパ活を本業としている場合は、所得税が課税されます。パパ活以外に収入を得ていない場合は、年間48万円以上の所得を得た場合、本業を別に持っていて、副業としてパパ活をしている場合はパパ活での所得が20万円を超えた場合に確定申告が必要です。

パパ活女子向けの確定申告書の作成方法

パパ活女子を本業としている方に、確定申告書の作成方法をご紹介します。

確定申告書作成前の準備

1月1日から12月31日までの1年間に受け取ったお手当について、いつ、誰から受け取ったのかとその額をまとめておくようにしましょう。日頃からパパ活で得た金品についてはメモに残しておく習慣をつけておくと、確定申告時に焦る必要がなくなります。

確定申告書の入手法

確定申告書は次の方法で手に入れることができます。
・税務署の窓口でもらう
・国税庁のホームページからダウンロードして印刷する
・国税庁のホームページにある確定申告書コーナーを利用して申告書を作成する

確定申告書の書き方

所得税の場合は、確定申告書の第一表と第二表を使用します。所得とは収入から必要経費を差し引いた利益額です。
第一表は名前等の必要事項を記入し、収入金額等の㋐、所得金額等の①に収入金額と所得金額を記入します。社会保険料等の支払いがある場合はその額を記入し、右側の税金の計算の項目を埋めていきます。第二表も住所や名前、所得の内訳など必要事項を記入したら完成です。

確定申告書の提出方法

確定申告書が完成したら、所轄の税務署に郵送又は持参をします。また、e-taxという仕組みを利用するとインターネット上で手続きを済ませることもできます。
確定申告書の記入時にはマイナンバーの記入が必要です。マイナンバーカードを取得していない場合は、マイナンバーの通知カードと運転免許証などの身分を証明する書類のコピーを申告書と一緒に提出しなければなりません。

パパ活の無申告がバレたらどうなる?

パパ活で確定申告が必要となる額の手当てやプレゼントを受け取っていたにも関わらず、確定申告をしていなかった場合は無申告の状態となります。
無申告であることが税務署にバレた場合は、納めるべき税金の納付が求められるだけでなく、正しく申告しなかったことのペナルティとして延滞税や無申告加算税が上乗せされます。また、悪質性が高いと判断された場合には脱税と見なされ、より重たい罰則が科せられる可能性もあります。
パパ活の時の交通費や衣装代など経費として計上する場合、パパに購入してもらった衣装代を自分でお金を支払っていないのに、レシートだけもらって自分の経費にすることは脱税行為になるので、注意しましょう。
パパ活でせっかく得たお金やプレゼントから税金が引かれると思うと、残念な気持ちになるかもしれません。しかし、無申告の状態を続けていると、バレた時により多額の税金を支払わなければならないようになります。最近ではパパ活女子を対象とした税務調査も増えています。年間110万円以上のお金やプレゼントをもらっている場合や、年間48万円または20万円以上の報酬を受け取っている場合は確定申告を忘れずに行うようにしましょう。
確定申告が必要な方は期限後の申告対応も可能ですので、税理士法人松本までお気軽にご相談ください。



確定申告に不安がある場合は

確定申告書は、最寄りの税務署に行くと教えてもらいながら記入することも可能です。しかし、なかなか税務署に行く時間が取れない場合やパパ活を続けながらも確定申告をしない期間が長かった場合など、確定申告に不安がある時にはパパ活などの確定申告に詳しい税理士に相談してみることをおすすめします。
確定申告の方法や今後の対処法などについてアドバイスを受けることができるでしょう。

まとめ

パパ活女子の確定申告の方法をご紹介しました。パパ活に関連する税金には贈与税と所得税があり、それぞれ一定の額以上の贈与や所得を得ている場合に確定申告が必要です。
確定申告をしなかった場合は無申告の状態となり、無申告がバレた場合にはペナルティとして本来の税額よりも高額な税金を納付しなければならなくなります。
確定申告が初めてで不安がある方やこれまで確定申告の必要性に気が付かずに無申告の状態を続けてしまった方は、税理士に相談してみることをおすすめします。