チャットレディの仕事をしている場合、多くの方は個人事業主として収入を得ていることとなります。個人事業主は毎年2月16日から3月15日の間に確定申告を行うことが義務付けられています。これは、前年にチャットレディとして得た所得を申告し、正しい額の所得税を納税するために必要な手続きです。
今回は、チャットレディが知っておきたい確定申告時の経費の内容についてご紹介します。



チャットレディで得られる収入と所得とは

確定申告では、1年間で得た収入ではなく所得に対して税額が決定されます。では、所得と収入は何が違うのでしょうか。
所得とは、収入から仕事のために必要な出費、つまり経費を差し引いた額のことです。したがって所得は「収入―必要経費」という計算式で求めることができます。チャットレディで仕事をしている人も、確定申告では収入から仕事のために使った費用を差し引いて所得額を求め、所得額に応じた所得税を納税することとなります。
日本では、所得額が高額な人ほど税金の額も高くなる累進課税制度が採用されています。そのため、経費として計上できる出費は経費として扱うと、所得額を低く抑えることができ、所得税の額も低く抑えることができます。
では、チャットレディの場合どのような出費を経費として計上することができるのでしょうか。

確定申告でチャットレディの経費として認められるもの

確定申告の際、以下のような出費はチャットレディの経費として認められる可能性があります。(※経費に関しては個々人の状況により異なります。)

<通勤チャットレディ・在宅チャットレディの両方が経費として計上できるもの>

・衣装代、ウィッグ代など
チャットレディとして仕事をするために購入した衣装や髪型を変えるためのウィッグの購入費用などは経費として扱うことができます。

・化粧品代
仕事のメイクアップのために購入した化粧品代なども経費として扱うことが可能です。ただし、仕事以外でのメイクにも同じ化粧品を利用している場合は、経費として計上できる化粧品代は全額ではなく、一部となります。

・会議費や接待飲食費
チャットレディとして勤務する事務所と打ち合わせを行った際の飲食費用や仕事の関係者に送った差し入れ、お中元やお歳暮、お見舞いなどの費用も経費として計上できる場合があります。

・書籍購入費や新聞購入費
客とのコミュニケーションを円滑に進めるために必要なコミュニケーションのノウハウ本、時事問題を把握するために必要な新聞、話題になっている小説なども、仕事上必要なものであると判断されれば、経費として計上することができます。

<通勤チャットレディが計上できる経費>

・交通費
事務所に通勤して仕事をしているチャットレディの場合は、事務所までの通勤交通費としてバス代や電車代、タクシー代などを経費とすることができます。車で通勤している場合は、通勤に使用した分のガソリン代も経費になります。

<在宅チャットレディが計上できる経費>

・パソコンやスマートフォンの購入費用
仕事専用としてパソコンやスマートフォンを用意した場合は、パソコンやスマートフォンの購入代金も経費となります。

・イヤホンマイク、照明、机などの購入費用
チャットをするうえで必要なイヤホンマイク、照明、パソコンやスマートフォンを置く机など、仕事に必要な道具の購入代金も経費になります。

・通信費
インターネット料金やスマートフォンの通信費用も、経費として計上することができます。ただし、プライベートで使用するインターネット回線やスマートフォンと仕事用のものを兼用している場合に計上できる費用は、全額ではなく一部の費用となります。

・家賃、光熱費の一部
賃貸住宅に住んでいる場合は家賃の一部、また、仕事中に使う照明や冷暖房に必要な光熱費も経費となる可能性があります。家賃や光熱費を経費として扱う際には、どの程度を仕事として使用しているのか、どのくらいの時間を仕事に費やしているのかを計算し、仕事として使用している割合分を算出する必要があります。

チャットレディの確定申告時の注意点と無申告でいることのリスク

チャットレディの経費として計上できる費用の例をご紹介しました。しかし、税務署によって経費として認められるものの判断は異なっています。そのため、場合によっては経費として計上したものが経費としては認められず、不正申告を行ったと捉えられる可能性もあります。経費の取り扱いについて不安な方は、税の専門家である税理士に相談してみることをおすすめします。
また、チャットレディとして収入を得ているにも関わらず、確定申告を行わずに税金を納めていない無申告の場合は、脱税の疑いをかけられる可能性もあります。無申告の状態が発覚すると、本来納めるべき額の税金だけではなく、ペナルティとしてより多くの税金を支払わなければなりません。さかのぼって確定申告を行うことも可能ですので、これまで申告をしていなかった人もまずは税理士に相談してみるとよいでしょう。

まとめ

チャットレディとして収入を得ている人は、確定申告を行い、所得税を納税しなければなりません。所得税額は収入から経費を差し引いた所得額によって変わります。そのため、経費として計上できる出費に関しては経費として取り扱うと、所得税額を抑えることができます。
チャットレディの経費として認められる出費の例をご紹介しましたが、管轄の税務署によって経費として認めるかどうかの判断が異なることがあります。場合によっては経費として計上した出費が経費として認められず、不正な申告を行ったと疑われる可能性もあります。経費の取り扱いに不安を感じているようであれば、ぜひ税理士に相談してみてください。きっと的確なアドバイスによって不安を解消してくれるはずです。