会社員として働きながら、メンズエステで副業をしている方も多いのではないでしょうか?メンズエステで副業をしていることを会社にバレないようにしなければならず、どのようにすればバレないのか知りたい方も多いことでしょう。
ここでは、メンズエステで副業をする際、注意すべきポイントについてご紹介させていただきます。



メンズエステで稼いだお金は「給料」なのか「報酬」なのか

メンズエステで副業をはじめる前に確認しておきたいのが、お店からもらうお金が「給料」なのか「報酬」なのかです。多くのメンズエステは「報酬」であることが多いと思いますが、なかには「給料」としているお店もあります。
もし、「給料」である場合は、副業していることが本業の会社にバレてしまう可能がありますので、副業する前に確認しておくとよいでしょう。
なぜバレてしまうかというと、住民税の計算は「給料」の場合、本業も副業も合算して計算される仕組みとなっています。例えば、本業の年収が400万円、副業の収入が200万円だった場合、住民税は本業の年収400万円プラス副業収入200万円の合計600万円の収入となり、会社に届く住民税の金額が600万円の年収をもらっている方と同じような金額になってしまうためです。会社の経理担当者が「なんで、この子の住民税だけ高いのかな」と疑問に思ってしまう可能性があります。

「給料」ではなく「報酬」でセラピストに支払いをするメンズエステの場合は、給与所得ではなく事業所得となります。「報酬」であれば、確定申告時に住民税の徴収仕方を変更することが可能です。変更することで、副業で稼いだ分の住民税を住民票がある自宅宛てに納付書を郵送することができます。

確定申告時に住民税の納付方法を変更するには

本業分と副業分の収入を合わせて確定申告する際、どのように住民税の納付方法を設定すればよいのでしょうか。
確定申告書の第二表の下段にある「住民税・事業税に関する事項」の「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」欄にある「自分で納付」の欄に丸を付けることで、副業で稼いだ分の住民税の納付書を住民票がある自宅に郵送されるように設定することができます。

住民税以外に副業がバレるポイントとは

住民税以外でバレるポイントの多くはSNSや友人、知人からのタレコミです。最近は、皆さんTwitterやInstagramなどのSNSアカウントを持っています。SNSは気軽に投稿や削除ができる反面、誰でも見ることができるため、自分が投稿をすでに削除していても、いつ誰がどのタイミングで投稿のスクショや画像のコピーを保存していたり、投稿をシェアしていたりするかわかりません。自身が知らない間に情報が拡散されていることもあるでしょう。このSNS投稿は税務署もよく見ており、税務署はデータや紙で保存しています。
キラキラ投稿をしている方はみんなに見られていることを意識して投稿をするようにしましょう。
また、副業収入があることで、ブランド物の持ち物や服装が多くなったり、身なりが派手になったりしている場合、職場の方はもちろん、友人・知人などから妬みや恨みによるタレコミをされる可能性があります。このタレコミもバレる理由として意外と多いので注意しておきましょう。

メンズエステで働いた分の収入を無申告でいるリスク

メンズエステで副業していることがバレたくないからといって、副業で稼いだ分の収入を無申告でいることは非常にリスクが高いのが実情です。
セラピストとして働いている女の子の収入がバレるリスクのもう1つは、メンズエステのお店に税務調査が入ったときです。
税務調査の際、税務署は女の子のリストを提出するように依頼することが多くあります。お店がリストを出すかどうかはお店の判断に委ねられてしまうため、リストが税務署に渡ったらあなたに収入があることがバレてしまうのです。そこから確定申告されているか税務署のデータベースに照会をかけて、申告がなかった場合、税務調査に行くことでしょう。
税務署の調査官にもノルマがあります。一人に課される調査件数は多いため、調査官も効率的に徴収することを考えると、無申告の方に入れば納めなければならない税金が漏れているため、効率的に徴収が進められることでしょう。
税務調査はどのタイミングでお店にくるかわかりません。確定申告をせず、いつ入るかわからない税務調査に怯えているよりも、稼いだ分の収入はきちんと確定申告することをおすすめします。
また、きちんと経営しているメンズエステの場合、誰にいくら支払いをしたという支払調書を作成し、年に一度税務署に提出しているお店もあるでしょう。提出された支払調書は税務署から市区町村へいくため、自治体はすでにあなたの収入を把握していると思ってよいでしょう。

税務調査が入った場合のペナルティ

メンズエステで稼いだ収入は少額だから税務調査が入らないということはありません。私たちがこれまで税務調査の対応をしてきたなかで、副業収入が100万円だった女の子にも税務調査が入った事例があります。
収入があるのに申告をしないのは、税務署のなかでも一番悪質な行為だと認識されています。金額が多い少ないに関わらず、得収入に関しての申告は必ず行うようにしましょう。
確定申告の方法がわからないという方は税理士法人松本までお気軽にご相談ください。

また、所得が20万円超えなければ確定申告は不要と考えている方もいらっしゃいますが、それは所得税の確定申告になります。住民税の申告は所得税のように20万円を超えたらという金額の決まりはありませんので、申告が必要になります。

まとめ

メンズエステで副業をこれからはじめる方は、お店に「給料」なのか「報酬」なのか事前に確認してから働くことを意識しましょう。お店からもらうお金が「報酬」であれば、確定申告時に住民税の納付方法については「自分で納付」に丸を付け、本業の会社にバレないように対策を行うようしましょう。
また、SNSやタレコミにより、メンズエステで副業しいていることがバレるリスクがあります。あまりに過度なキラキラ投稿で他人から妬みや恨みを買いすぎないようにするとともに、むやみやたらに副業していることを他人に話さないようにしましょう。
本業分の収入と副業分の収入を合わせて確定申告をしたいけど、申告の仕方に不安がある、わからないからやってほしいという方はメンズエステに強い税理士法人松本までLINEまたはお電話にてお気軽にご相談ください。